第3章 真選組!!!
「ねー、私そろそろお腹空いたんだけどー。そこのフケマヨはほっといて朝ご飯行こうよ総悟」
蘭花は沖田の服の裾を引っ張った。
「フケマヨって何だよ⁉︎もう土方すら入ってないよ⁉︎」
立ち上がった沖田は、服の裾にある蘭花の手を自分の手に移した。
そのまま指を絡めて恋人つなぎにする。
「じゃあそこのフケ土マヨはほっといて朝飯行きやしょうか」
沖田は土方を振り向くと、不敵に笑った。
土方を置いて二人は廊下に出た。
まだ手は繋いだままだ。
「ねー、ご飯ってみんなで食べるの?」
「そうですねィ、基本的に朝は全員揃って食べまさァ。後は自由ですねィ」
ふぅーん、そうなんだー
「あと、朝飯は当番制で作りやすから蘭花も作ることになりまさァ」
沖田の言葉に、蘭花は目を見開いた。
「え⁉︎マヨ太のときとか絶対食べたくないんだけどー!」
だって絶対…あれじゃーん!