【ヒプマイ】よふかしのうた : R18 : 短編集
第1章 ※最初から兄妹じゃない 一郎
一兄がスカートをたくし上げて、下着の線ギリギリを撫でる。焦らすように数回なぞられるだけで、声が出そうになる。さすがにこれはまずい、と足をバタつかせるが、一兄は悠々とそれを押さえ込み、足の間に割り入った。
そして膝を両手で掴むと大きく足を開かせて、顔を下腹部へと近付ける。下着越しに一兄の吐息が感じられて、羞恥からカーッと顔に熱が集まる。反射で足を閉じようとするも、ガッチリ太腿を押さえ込まれてしまう。
「やっ…一兄…!見ないで…っ」
「見ないと舐めれねぇだろ?」
「な…舐め…っ!?」
信じられない単語に目を向くと、ねっとりと舐め上げられる感覚を覚え背をのけ反らせる。下から上へ何度もゆっくり舌で舐め上げられ、腰が逃げそうになるも一兄がそれを許さない。
「ん…こら、逃げちゃ駄目だろ」
「だ…だって!汚いよ…」
「汚くねぇよ。…でもそうだな、下着びちゃびちゃになっちまうもんな」
一度顔を離した一兄が、するすると私の下着を脱がせにかかる。
「制服もシワになっちまうから脱ごうな。ほら、腰上げて」
いつもの一兄の優しい声に、私は思わず頷き大人しく腰を浮かせてしまった。何も纏っていない下腹部が、あっという間に一兄の前にさらけ出される。いい子だ、とでも言うように一兄が微笑み、また太腿を抱え込んで私の無防備な大事なところを至近距離で見つめた。
「ちょっと濡れてんな。気持ちよかったか?」
一兄の質問に、恥ずかしくて何も答えられない。黙っていると、一兄が割れ目をれろりと舐め上げた。膨らんだ核を舌で優しく擦り、小刻みに振動を与える。布越しとは比べ物にならない快感に、口からははしたない声が漏れる。
「んぁっ、やっ」
「お、溢れてきたぞ。お前のヤラシイ蜜」
一兄は嬉しそうな声音でそう呟き、音を立ててそれを吸い上げる。じゅっ、じゅっ、と絶え間なく続く水音と、休むことなく与えられる核への刺激に、私の頭は蕩けそうになっていた。がくがくとみっともなく腰が揺れ、快感が全身を駆け巡る。
「…んむ、はっ…そろそろいいか。…指、いれるぞ」