【ヒプマイ】よふかしのうた : R18 : 短編集
第1章 ※最初から兄妹じゃない 一郎
「あ…やべ…ははっ、全部挿入っちまった…。ん中に…俺のが…」
夢みたいだ…と独りごちながら、ゆるゆるとお腹を撫でられる。お腹の圧迫感が凄く、私はゆっくりと呼吸をすることしかできない。
「…動くぞ」
優しくするから、その言葉通り一兄は時間をかけてソレを引き抜き、また同じように時間をかけて奥まで挿入した。痛いはずなのに、奥まで突かれたときにグッと押し込まれれば、あっ、と小さく声が漏れる。一兄はゆっくり突きながら、私の核も二本指で挟んで上下に扱く。ぬるぬると溢れた蜜を塗りつけられ、すぐにきゅんっとナカを締め付けてしまう。
「んっ…早く、するぞ…っ」
「あ、あっ、んぁ…っ、ひゃっ…」
ぱちゅん…ぱちゅん…と静かにしなければ聞こえないほどだった水音はどんどん大きくなり、それに比例して私の声も大きくなる。じゅぽじゅぽと奥まで突かれ、体を揺さぶられるのと同時に胸も大きく揺れる。その頂を貪るように一兄にしゃぶりつかれ、きゅうきゅうとまた締め付けた。それを咎めるように乳首をカリッと甘噛みされると、また一際大きな嬌声が出てしまう。
「ふっ…ん、そんな、締めんな…っ」
「ひんっ、あ、あっあっ…い、一兄…っ」
止め処なく与えられる快感にどこか恐怖を感じ、ほぼ無意識に一兄の首に縋り付く。一兄も私の背中に腕を回し、上半身をさらに密着させた。揺さぶられるたび乳首が一兄の胸板に弾かれ、ピリリとした感覚を与える。肩あたりに顔を埋めた一兄が、ぢうっとそこに吸い付く。かと思えば、その隣、首元にも紅い所有印を咲かせていった。
「ん…っ、…っ、…!」
「あっ、やっ、んぁ…!んっ、んっ、一兄…!」
ガツガツと奥まで突かれ、確実に私のことを絶頂へと追いやっていく。
「んぁ…あ、あぁっ、あ、やっ、あぁあ…!!」
頭の中が真っ白になり、全身が快楽を受け止めきれずビクビクっと震える。一兄も勢いよく最奥に打ち付け、堪えるように小さく息を漏らしぎゅうっと私の身体を抱きしめた。
「はぁ…っ、はっ………んむっ、んぅ…」