第7章 おでかけ
「今日はゆっくり休んで元気になったらまた外を歩こう」
「····手を···」
「うん?」
すっ
「手を··握って···くれないか?」
差し出された手を私は握る。
ひやっ
「···冷たくて、いいな」
「先程まで冷やしタオル持って来たからね。···何か歌いますか?」
「うん····子守唄··」
時々芥川くんに頼まれる。
小さい子の姿時に
膝枕をして
頭を撫でられ
子守唄を歌う
「ねーん··ねーん··ころーりーよ··」
「····(安心する)」
今は背丈もなにもかも天音と同じ
ずり··。
「ぼう~や~は··芥川くん?」
ぽふっ
「このままがいい」
(熱あるのに膝枕···。熱で自分の意思が変なのかな?でも)
「さ~との~··みや〜げ~に··なに、も〜ら〜った~」
ぽん···ぽん
なで··なで··。