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羅生門 -幸-

第2章 祝福




(なんか不機嫌···?だな、とりあえず芥川くんの部屋···)


ぐいっ
「···に!?」

後ろから誰かに抱きつかれた

「太宰さん?!」

ぎゅう····
「静かに」

(なんだ?!いきなり···あっかすり傷)

「あの···太宰さん、お部屋に行きませんか?」

「·····行く」

・・・★

ちょんちょん
「手にかすり傷が出来てましたから」

「そ(ムード台無し)」

「···任務お疲れ様です」

「うん」

「生きて帰って来てよかった」

ぴくっ
「·····えっ」

ぱちん
「終わりました。片付けしますね···!」

ぎゅう
「······」

「太宰さん、目潰れますか?」

「何するの」

「ちょっとだけですよ」
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