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羅生門 -幸-

第6章 花火



がやがや···

きょろきょろ
(祭り··人がたくさん···!)

どん··!
「んだよ···ってーな餓鬼!」

「·····」

「すみません、不注意でした」

「謝ればいいと思ってるのかぁ??」

「おいおいどうした~~?」

「餓鬼が俺に喧嘩吹っかけて来たんだ」

「····僕、ころ···」

「だめよ芥川くん」

「天音···」

「なにごちゃごちゃ言ってやがるーー!」

「なんならあんただけでも何かで支払うならいいぜぇ~??んん?」

嫌な手つきが天音の肩を掴もうとした

「っ、天音!」















パシッ··
「···さっきから黙って弱くしてりゃぁ··ぎゃいぎゃいと文句垂れやがる糞共が···貴様等の目ん玉くり抜いてやっか···?貴様等の··命を奪ってやるか?2つにひとつ選べよ」


「何が2つにひとつだ!女貴様に···!」

ジャキッ··
「···ひとり命が奪われる」

「お···おぃ··この人混みで銃なんか突きつけるな···」

「女舐めたマネ···ひぃ!?」

「もう2つ命奪われる··撃つぞ。今なら間に合う、お前等をマフィアに連れて行けば銃よりも痛い拷問あるぞ」

『あああああぁぁぁあああああぁぁぁ!!!』

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