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羅生門 -幸-

第4章 あまいあまい



「さっきのチョコ美味かったぞ!」

「喜んで貰えて何よりです、芥川くんも喜んでくれましたし」

「お前は優しいな。」

「そうですかね?私は異能力も無ければ皆さんみたいに戦える力もありませんから、あえて皆さんの癒しになれるなら私は色々と頑張りますよ!」

「そんなんだからクソ太宰や首領が離さないんだな。ある意味龍も離したくないだろうな(気配が漏れてる)」

「芥川くんは、頑張り屋さんだからちょっとだけ接し方を変えてます」


(僕の事を話してる··もうちょい····!)


べしゃっ
「みぎゃ!」

「芥川くん!?大丈夫ですか?」

ひりひり
「いたい··」

「あー··ちょっと鼻に軽くキズつきましたね、医務室に行きましょうか」


「··うん」


「それじゃ俺は行くぞ!」

「あっ、はい」
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