第4章 あまいあまい
「わあ··あまい」
「よかった··天音から頂いたんだ」
「天音ってマフィアに似合わない方だけど··凄く優しい」
「そうだな··」
確かにあいつはマフィアに似合わない花だ
何故マフィアにいるのかは分からないが、
「あっ兄さん箱の中にカードが入ってる」
ぱらっ
「なんて書いてあるんだ?」
「兄さん、天音は優しい方。兄さんの心配を書いてある」
とくん
(あったかい)
「また来る」
「うん」
パタン···
ぺたぺた··
(銀も喜んでる、天音に知らせよ···誰かいる)
咄嗟に隠れた。その先には
(天音と中也さんがいる)