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羅生門 -幸-

第3章 はじめてのかいわ




がららら
「帰ったぞ~~!」

どろん
「天音~~!抱っこして!」

びくす
「んだよ手前!いきなり現れんなや!」

ぶぅ
「天音を呼びに来たんです!」

(···天音も大変だな、話しか聞いてやれないからな··後は甘味処とか···)

「っておい太宰!勝手に上がるな!」

ててて
「天音~~」

「あっ!おい勝手に開けるな!」

がららら
「天音~~~」

ぽいぽい
「よっ!···ほい!、あっお疲れ様です太宰さ··!」

がばちょ
「会いたかった~~!」

どたん!
「わっ!」


手から離れたお手玉は


ぽすっ
「無事に僕の手に」

「っておいクソ太宰!天音から離れろや!」

BOO!
「天音は私のお嫁さんなんだから良いでしょ!」

「芥川に悪い教育させんな!」

「中也さん、僕は気にしません」

「偉いね~芥川くん、天音が遊び相手になってよかったでしょ?···何もしてないよね?」


ふるふる
「然り、お手玉しか」

「そ」

むんず
「ほら退け太宰!」

ぷらーん
「いーやー!」
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