第3章 はじめてのかいわ
中也さんが来る前
もふもふ
(織田作さんのしっぽやっぱり好きだな)
「そんなに俺のしっぽいいのか?」
「はい!····あっ、今のは太宰さんに言わないでくださいね」
「あぁ(ごめん!実は織田作ではなく私だよ!)」
普段の天音も好きだけど、織田作や安吾といる時の天音を知りたいから、ついつい変化してしれっと来たけど····
(もう····可愛すぎる、太宰さんに言わないでくださいってなんだよ!!)
「織田作さん」
「なんだ?」
「その、前みたいに子供に変化出来ますか?」
「いいぞ」
ぽふん
「御無礼を許してください」
ぎゅう
「····!」
いつもと同じ抱き方なのに
何かが違う