第1章 甘くて強いチョコレート
「ラッド様・・・?」
ラッドはの頬に顔を近づけ、舌と唇でチョコを舐めとった。
「ふ・・・あ・・・」
柔らかい舌の感触に体がピクリと反応する。
「チョコレートもらってもいいかな」
「あ・・・ラッピングがまだです・・・」
「じゃあ、少しだけ」
ラッドがクスリと笑い、ウィスキーボンボンを1つ口に含む。
そのままラッドはの唇を塞ぎ、舌を侵入させた。
「んっ・・・はぁ・・・」
甘いチョコと強い洋酒の香りが一層広がった。
はそれだけで酔ったようにくらくらして足に力が入らなくなった。
ラッドはふらつくの身体を抱き寄せ、の首筋にキスを落とした。
「このラッピングはもういいだろ・・・?」
ラッドはのエプロンのリボンをスルリとほどく。
「あ・・・ラッド様・・・」
のブラウスのボタンを外し、胸元をはだけさせた。
ボウルに残っていたチョコレートをスプーンですくい、の胸元に落とす。
溶けたチョコはまだ温かい。
ラッドはの白い肌に飾られたチョコを丁寧に舐めとっていく。