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【WORST】小さな恋のうた R18

第3章 医務室の中で



驚くオレにクスッと笑いながら答えた。



「私ね、二年前この町に居たの。それでね、丈くんと知り合って…。だから知ってるのよ」


「………」




帰ったら信兄にでも、聞いてみようと思った。





なんだか、無性に気になる……。









「…はいっ!終わり!」



そう言いながらオレの頭をポンッと優しく叩いた。




「…っ!!」




なんなんだ、オレ……。





「名前、なんだっけ?」

「椎名よ!」

「違う、下の名前……」

「鈴音よ。椎名鈴音ね!」




優しく微笑む鈴音に、完全に持って行かれた。


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