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【WORST】小さな恋のうた R18

第7章 第7章 誤解



外に出てから数分経つが、鈴音が出てくる気配が無かった。


時間つぶしにでもと思い、ポケットから煙草を出し火を付けた。





まだ、こねぇな…






「おまた……」









鈴音の声が聞こえたと思い振り向くと黙ってオレを見ていた。



「どうした?」


「えっ?ううん、なんでもない」


鈴音は、頭を数回振ってオレの隣に並んだ。


「光政君って大きいね」

「…はぁ?」


急に何を言い出すかと思えば…



「だって、ジャンプしても追いつかない」

「……ぷっ!!」


オレの隣で何回もジャンプしている鈴音。


ほんと、見てて飽きねぇ…



「ほら、行くぞ」

「えっ!ちょっと待って!!」



駆け足でオレの隣に鈴音が並ぶ。
周りから見たら付き合ってるように見えるだろうな



「そういえば、弁当うまかった」

「えっ!本当に!よかった口に合ったみたいで」

「昼まで待てなくてよ、朝食った」

「えっ?朝??」

「そう、朝」

「もしかして医務室に居たときは、既に間食?」

「あぁ…」

「なら、早く言ってよ!人にお弁当作るのって久しぶりだから緊張したんだからっ!」


そういいながら鈴音は、オレの腕を数回叩いた。


「わりぃ、つい忘れてた」

「もうっ~~!」


頬を膨らましながらオレを軽く睨む鈴音だが、その仕草が可愛く思えて…






「……えっ」







オレは、隣に居る鈴音を抱きしめた。









「……好きだ」


















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