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【WORST】小さな恋のうた R18

第4章 再会


次の日、医務室前を通りかかると案の定…群れを作るように人が沢山居た。



「……わはははっ!鈴音は変わらんのぉ!」




通り過ぎる時…ジョーさんの甲高い声が聞こえた。


「丈くんも、変わらないからっ!」



それに続く鈴音の声…。



知り合いとは、言っていたがこれまでも仲がいいものなのか?




「怖ぇ、顔してんぞ!」

「あぁ?」


振り返るとオレの幼なじみの健がいた。



「光政も、鈴音ちゃん見に来たのか?可愛いよな、鈴音ちゃん」


「お前と一緒にすんな」



軽く健を小突きながら、歩き出した。


昨日、信兄に聞いたところ確かに信兄も鈴音を知っていた。


鳳仙のオレらが溜まり場にしてるファミレスで働いていた。

それで、その時の幹部達と仲が良かったらしい。誰と仲が良かったかは、信兄は覚えていなかった。

肝心な所は、覚えていないのは信兄らしい、とでも言うか……。






「なぁ………いや、なんでもねぇ」


「な、なんだよ、光政っ!」




何やろうとしてんだ、オレ…。






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