第3章 胡蝶蘭~嫌がらせと久しぶりの対面~
「...六花、お前......」
「流石、六花だね。やっぱりやると思ってた」
「え?ダメなの...?」
きょとんとすると光秀さんがくくっと笑いながら
「六花が昔食べてたように食べているだけだろう?ダメなわけがあるか。こいつらは食べ方にはうるさいが、仲間だな、六花?」
「なかま......??」
突然何を言い出すんだろうと思ったが、よくよく光秀さんの膳をみるとごちゃ混ぜにされているご飯。
なるほど、仲間というのはこの事か。
でも効率いいよね?光秀さんの食べ方に納得していると横から
「六花!!」
ガシッと肩を掴まれた。
思い切り力を込められて。
勿論、怪我が完璧に治った訳じゃないので少し顔を歪めた。