【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第9章 約束と方針
私の部屋は女子塔の中でも最奥地にあるため、他の女性兵士の部屋の前を通っていく必要があるのだがしばらく歩いていると、どこかの部屋から声が聞こえてきた。
「……?扉開いてる?」
こんな時間に?私は耳を傾けた。
「んぁっ……やんっ……はっ…………」
「っ………!!」
これは、あれか、行為中というやつだろうか。私は声のする部屋を特定しそっと覗き込む。
いや、無粋な真似をしているとは承知の上だ。それでも好奇心には敵わなかった。
それに、ね?
鍵かけてないのも悪い。
「……くっ……も、出すぞっ………」
「きてっ……中っ……に、出してぇ………」
ラストスパートというやつだろうか、よく見えないがぼんやりと見える影の動きが速くなる。
「……………」
やめよう、去ろう。
私は自室まで走った。