【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第6章 心臓を蝕む
「たぶん死にたいとか……そういう気が滅入るようなこと口癖のように言いますよ……」
「かまわねぇ、お前の死にたいは、お前の"生きたい"の意志と解釈する」
私の死にたいは、生きたいの意志……
「あーもう面倒くせぇ、……全部ひっくるめて、愛してやるって言ってんだ。まあ自傷はやめさせるが……」
頬を、温かい何かが伝った。
「!?」
「あ、れ………?」
目を見開く兵長、戸惑う私。私は、泣いているの?
「……っ」
____ガタッ
「……っ!?へい、ちょう……?」
次の瞬間、何が起きたのかわからなかった。固い感触に包まれ、状況を理解するのに数秒かかった。
兵長に、抱きしめられていた。