【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第5章 存在価値
「や、やだ!!兵長っ!!お願い!!」
「アリス……っ、おとなしくっ……しろ!!」
「おい包帯ありったけもってこい!止血剤も!!」
「くそっ……右腕外れかけてんじゃねぇか!!こんなので戦ってたのか!?」
「リヴァイ兵長っ!!」
ハンジ班の数名に連行されていく。こちらに必死に手を伸ばすアリスを、俺はじっとみつめていた。
「まだ、私っ、戦えます!!だから、お願いっ……」
両目に涙を浮かべ、叫ぶ。
「私を捨てないでっ!!」
「……!!」
医療班の方からやってきた馬車に強制的の乗せられ、拘束されるアリス。
……ああそうか、あいつが何故あんなに必死なのか少しわかった気がする。
それがお前の本音か。
それが、お前の気持ちか。