【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第4章 屍の瞳
「失礼します」
2回のノックの後に聞こえた幼い声。現れたのは青い瞳の少女。俺はハンジから預かった書類を引き出しの奥へとやった。
「.......デザートのプリン1つスってきたんですけどいります?」
「……いやいい、お前が食え。ああここでは食うなよ、」
「はーい」
間の抜けた返事をしつつ、机の上に山積みになった書類を半分ほどソファーの方へ持っていき確認を始める。
「兵長、片手間でいいので少し聞いてもらってもいいですか」
「何だ」
互いに手は止めず視線を移さないまま耳を傾ける。
「……幸せとは、なんでしょう」
「は?」
あまりの出来事に書類が数枚手から滑り落ちた。間抜けな声も出た。
……なんだ急に。いつもの憎たらしい減らず口はどこへ行った。