• テキストサイズ

【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第4章 屍の瞳


「お前の今日の訓練は終わりでいい。昼から俺の書類整理を手伝え」

「あーーそういえばハンジさんにそんなこと言われてたんだった……」

訓練中のあの顔は何処へやら、いつも通りの仏頂面に戻る。

「……お前、もうちょっと愛想よくできねぇのか」

「兵長にだけは言われたくありません」

生意気な口を叩くこいつの両頬を思い切り引っ張る。

「い、いはひでふへいひょう……」

「訓練中は楽しそうにしてんじゃねぇか」

「あれは……」

手を放してやると両頬をさすりながらうつむく。

「……なんでもないです。昼食とってきます。終わったら執務室の方へ伺いに参りますので」

言いかけた言葉を飲み込み、食堂の方へと走って行ってしまった。すると入れ違いでハンジが反対側から走ってくる。

「あれ、アリスここにいなかった?」

「昼食とりにいった」

「そっか、じゃあちょうどよかったかも」

そう言って懐から取り出したのは十数枚束になった書類。
/ 375ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp