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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第22章 ▼あいのかたち▼


「……これって団長の嫌がらせか何かなんですかね」

翌日朝、食堂にてエルヴィン団長より渡された数枚の書類に目を通す。

「バランス取っただけでしょー。アリスはエルヴィンをどんな風に見てんのさw」

目の前で同じく書類に目を通すのはハンジさん。
書類の内容は新しい班の編成表と、私の分隊に配属された人たちの名簿と詳細。

「アリスの隊は少数精鋭のリヴァイ班に準ずる形にしたかったらしいからね。今残ってる兵で、精鋭を抜粋した結果がそれなんでしょ」

「だからって何故全員185超えの大男……、あぁあ………友達できるかもとか思ってたのに……」

しかも全員兵長レベルのおっさん。……まあ普通は精鋭ってなるとそうだよね。年も熟して体格もいいおっさん……そりゃ強いよ。それだけで強そうだし。

「……へえ、友達とか作る気になったんだ?」

「……まあ、その、人との繋がりってのが……最近悪くないなと思えるようになってきたので……」

仲間なんて足手まとい、自分1人で戦える、ずっとそう思っていた。でも私はエルドさんに、グンタさんに、オルオさんに、……そしてペトラさんやリヴァイ兵長に。
リヴァイ班の皆さんに、私は心をもらった。人との繋がりが、こうもたくさんのものを与えてくれるだなんて思いもしなかった。

「……それに、分隊長になったので……その、ハンジさんやリヴァイ兵長のように、……みんなに慕われるような、好かれるような兵士になりたいって………ちょっと、思わないことも、ないので……」

「アリス………!!」

がたりと立ち上がるハンジさん。
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