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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第22章 ▼あいのかたち▼


「ミカサ・アッカーマンもそうだ、彼女は東洋人の血を継いでいると言っていた。私は数年に一度現れる逸材に何らかの共通点がある、と踏んでいる。実際、リヴァイとアリスは"正しい姓"がわかっていない。それだけでも調べる価値は十分にある。彼らという戦力が兵団に及ぼす力はそれほどまでに大きいということだ」

「……?アリスはアリシアルだったんじゃないの?」

「それは母親の姓だ。本来なら、父親の姓を名乗るのが普通だろう?」

「確かにね、……でも、アリスもリヴァイも娼婦の子なんだろう?父親を追うのは難しいんじゃないかな?それにもしかすると母方の血が影響してるのかもしれないし……、一族を調べるってのはなかなかに骨が折れることだと思うよ」

「ああ、わかっている。私もまだ確証を得ているわけではないからな。……信頼できる兵士に、合間合間で調べさせていく予定だ。別に急ぎはしない。……いずれ、吉と出ればいいという程度のものだ」

彼の大博打は相変わらず……と、ハンジは笑う。

「……私も時間のある時、少し調べてみるよ。私もアリスやリヴァイのことは友だちとして、気になるしね」

ひらりと手をふり部屋を出て行くハンジをエルヴィンは小さく笑って見送る。

「ああ……頼む」
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