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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第21章 生の呪い


「……兵長最近元気ないので、どうしたのかなって……」

何かと思えば、心配してくれていたようだった。俺は小さく口角を上げ隣に立つアリスの頭をくしゃりと撫でる。

「……心配かけたようならすまねぇな」

「別に……心配してたわけじゃないです……」

そっぽ向くアリス。自分でも、自分の気持ちがわかっていないのだろう。
こんな素直になれない彼女ですら愛おしいと思う自分はおかしいだろうか。

「それに、次回の作戦からは兵長と離れちゃいますからね。……兵長が寂しいんじゃないかと、」

「お前だろ」

「いたぁ……」

軽く小突いてやるとわざとらしく涙を浮かべて俺を見つめてくる。

「……お前は、自分の生い立ちを知りたいと思うか」

「……?藪から棒ですね、」

こてんと首をかしげ、ソファーの方へと歩いて行き腰掛けるアリスを見つめながら、俺は足を組み直す。
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