【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第21章 生の呪い
アリス・アリシアル(18)
娼婦リグル・アリシアルの娘。出生日父親は不明。
7歳のときにヴィクトリカ家の養女となり10歳で異例の訓練兵入りを果たす。
身体能力、状況判断能力は同期の中でもずば抜けて優秀であったが協調性が大きく欠如しており同期と問題を起こすことも多かった。調査兵団入団は14歳のときであり年齢については特例で認められた。
しかしながら同じくヴィクトリカ家の養子であったシアル・ヴィクトリカに対しては従順に接し彼を守るためなら命をもかける行動をとることも多々あり………
『リヴァイ兵士長みたいな強い人に、アリスの気持ちなんてわからないですよ。構わないでください』
「…………」
___コンコン
「あ、兵長。やっと見つけた」
夜、執務室。乱雑な2回のノック。部屋主の合図も待たずズケズケと入ってくるアリスの顔を見つめ、俺は目を通していた書類を机の奥へとしまう。
「……探してたのか」
「探してたわけじゃないんですけど、……そんで別に何か用があるわけでもないんですけど、」
「あ?」
もじもじと、らしくもない仕草を見せるアリス。