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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第21章 生の呪い


そして最近気になることといえば、兵長の様子がおかしいのである。夜会の後からだろうか、いつも上の空といった風で、最近は訓練中もこんな風だ。

「……兵長、どうなさいました?……はっ、まさかクソでも……」

「我慢してねぇ、馬鹿が」

「いだぁ…」

気を使ってこっそり話しかけたのに、机の下で弁慶を蹴られ痛みに耐える。

「ねえエルヴィン、それよりニック司祭のことなんだけど……」

「ああ、その件は君とリヴァイに任せる。その際に、即席だがリヴァイ班を活用してくれても構わない。メンバーはエレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルト、以上3名だ」

ミカサ・アッカーマン……今期の中でも特に手練だと聞いている。そしてアルミン・アルレルト……彼のまた、優秀な頭脳の持ち主だとか。

「最終確認だ、アリスとミケ、ナナバたちは104期生の監視に当たれ。リヴァイとハンジたちはニック司祭の方を。今回はリヴァイが動けないからな、いつも以上に気を引き締め任務に当たるように。各々部下を引き連れ、邁進してくれ」

「「「「はっ」」」」

「それじゃあ解散だが、リヴァイ、お前は残れ」

「……ああ、」

会議は終わり兵長に話しかけようと思ったら、団長につかまって行ったので私はおとなしく引いた。

まあ、また聞けばいいか。
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