【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第21章 生の呪い
夜会から1週間後、すっかり怪我も完治し(外傷はさすがに治らなかった)、訓練にも復帰できるようになった。
そして新たに直面する問題が一つ。
「………次にアリス、君の分隊についてだが。推薦したい者はいるか?いなければこちらで適当な選別をさせてもらうが」
謎の大出世を遂げた私は調査兵団の分隊長となってしまったのだった。現在は私が分隊長になって初めての幹部会中。
議題は新部隊編成と、104期生の隔離処置について。
「……そうですね、特にいません。お任せ致します」
今104期生は優秀だと聞いたが実戦経験が浅く現場で使えるか否かの判別はつけにくい。それ以外もストヘス区の戦いで優秀な兵士は多く死んでしまった。残った兵士に目立つ戦績の者は特にいないため、任せることにする。
「リヴァイの班は、お前の怪我の治りを見ながらになるが新兵で組ませる予定だ。それでいいか?」
今回は兵長の怪我が珍しく長引いており、104期隔離の作戦等にもお留守番させるんだとか。
「…………」
「リヴァイ?」
「あ、……ああ、それで構わない」