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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第20章 夜会


「……はぁ……今はそれを言うべき場面じゃねぇと思ったんだがな」

「……?何をです?」

「……安心しろ、ちゃんと似合ってる。今ここで押し倒したい程度にはな。できることならてめぇのそんな姿こんな場所で晒すなんざやりたくねぇ。ましてやそれを武器にしようなんてな」

ギロリとエルヴィン団長を睨む兵長。

「だが、まあそれもお前のいい変化の兆候なら、のっかかるしかねぇだろ。調査兵団のために戦うことを決めた兵士の決意は、ちょっとやそっとで変わるようなそんなヤワなもんじゃねぇはずだからな」

ぽんっと私の頭に手を置かれる。
……よかった、ちゃんと見ててくれたんだ。全く……欲張りになったな、私。

「アリス、リヴァイ、ミケも。挨拶回りはとりあえずこれで終わりだ、あとは思う存分楽しんでくるといい。そして可能ならば……」

ガシャーンっと遠くで食器の割れる音がする。慌ててそちらの方を見てみると、

「ねえモブリット!!これすっごい美味しいよ!どうやって作られているのかな!?この味付けは一体なんだろう!!ねえ君知っているのなら教えてくれないかな!?」

「え、いや……君は一体誰だね!?」

「分隊長ーーー!!」

「………彼女を止めてくれ」

気力なさげにそういった団長に、私は小さく笑った。
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