【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第3章 優しさと苦痛
「……おいメガネ、俺はこいつがこんなに嬉しそうに命令に従う姿を見たことがないんだが」
「あっははは!!知ってる!!いつもすっごい目してるよね!!というかアリス元々は結構笑う子だよ?リヴァイやエルヴィンの前じゃ顔死んでるけど、」
大爆笑をかますハンジさん。
「もういっそハンジさんの班に転属願だそうかな……」
「はははは!!リヴァイの班から転属願の紙が出たのは今まで例がないよ!!みんなこぞって志願してくるからね!!いひひひっ……やっぱアリスは面白いなぁ〜」
「面白いわけあるか。壁外でもこの懲罰クラスの命令違反が続けば班としての活動に支障もでかねねぇ。引き取ってくれるんなら引き取って欲しいくらいだ」
「アリスなら大歓迎と言いたいけど、今はうちの班は人足りてるからな〜、ごめんね〜」
私を抱きしめて再び頭を撫でてくれるハンジさん。ああ……本当にハンジ班に移りたい……。
「……生まれ変わったらハンジさんのベルトになりたい」
「毎日身につけるよー!」
「……奇行種共が」
ハンジさんとの距離は久々に会って縮まったような気がするが、兵長との距離は1週間経っても全く変化はなかった。
むしろ開いたような気がする。