【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第3章 優しさと苦痛
「あ、そうそうリヴァイ。この間の会議のことなんだけどさ〜………」
「あ?ああ、それなら……」
2人が話し始めると、私はおとなしく下がり台を探しに向かう。
これに乗れば届くはず……届いた。
「………と、いうわけだからよろしくね〜。あ、アリス」
「はいなんでしょうっ!?」
台を飛び降りハンジさんの元へ寄る。
「明日のお昼、リヴァイがちゃんと書類仕事やるように見張っておいてもらえないかな?」
「……………」
私は兵長を睨んだ。
「ほら〜リヴァイ書類仕事やってる時死ぬほど機嫌悪くなるからさ?他の兵士に見張り任せると八つ当たりされたのか半泣きで帰ってくるわけだよ。アリスなら大丈夫かなって!」
「へ、兵長の、ですか………」
ハンジさんのだったら喜んで引き受けるのに……。八つ当たりって、私のことをガキガキ言うがこの人の方がガキじゃないか。一体いくつだ。
「……アリスにしか頼めない」
「やります!!」
ハンジさんにここまで言われては仕方ない!!私が一肌脱ぐとしよう!!
存外私はチョロい女だと思う。