【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第3章 優しさと苦痛
「お、アリスもいたのか〜。なになに?どうしたの?窓が届かないの??まあ小さいからねぇ〜」
「言われてますよ兵長」
「お前だクソチビ」
「え、私は2人に言ったんだけど……」
「「…………」」
ハンジさんは我が敬愛すべき班長が尊敬していた人物だ。そうでなくても、ハンジさんのことは調査兵団入団前から知っていた。一方的ではあったが、助けてもらったこともあり勝手に認知させてもらっていた。
「驚いたよ、まさかリヴァイの班所属になってたんだね」
「ああ、監視も含めてな」
「ああ、例の件ね」
例の件、ということはハンジさんにも私が団長を殺そうとしたことは伝わってしまっているのか。
……なんとも言えない気持ちだ。
「まあびっくりしたけど、仕方ないよ。……辛かったね、アリス」
私の頭をそっと撫でてくれるハンジさん。私は大人しく撫でられる。
ああ、もう大好き……。