• テキストサイズ

【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第16章 ▼ひとりぼっち▼


「……どうした、その姿は……っておい!」

「うぅっ………ぎも、じわるい………」

あれだけの酒を飲まされたのだ、ほとんどアルコール経験のない私でなくても、吐き気をもよおして当然だろう。

「……ここからだとトイレへ行くより私の部屋の方が近いな。掃除用のバケツがある。それに一度吐いてしまうといい」

団長に支えられなんとか立ち上がり団長の部屋まで歩いて行く。

「うぇっ………はっ……ぁ………」

吐けない、胃の中は異物感だらけで気持ち悪いのに、喉元まで出かかっているのに、
バケツの前で苦しむ私にの前に屈む団長。

「……仕方ない。アリス、失礼するよ。少し我慢してくれ」

「え………んぅっ!?」

団長の指が喉の奥へと押し込まれる。

『おら、しゃぶれよ。歯立てるんじゃねぇぞ』

「うっ……!?おぇっ…………」

息苦しさとフラッシュバックから、勢いよく嘔吐する。何も食べていないのに、
グチャグチャとのどの奥から出てくるのは胃液だけ。



一通り吐いて仕舞えば少し落ち着き、私はぐったりと壁にもたれかかる。
/ 375ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp