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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第16章 ▼ひとりぼっち▼


悪いことは重なるとは、よく言ったのものだ。

「っはぁ………ぅうっ……」

フラフラと、廊下を歩いていた。
あのあとどのくらい酒を飲まされ続けたかはわからない。

"どのくらい犯され続けたのかも"、わからない。

気づいた時には服はボロボロで、食堂で意識を失っていた。目が覚めた時には時計は朝の4時を指し、誰もいなかった。
包帯も解け、傷跡がところどころ垣間見える。力の入らない体を精一杯引きずり、医務室を目指す。

「……はは、」

乾いた笑いが誰もいない廊下に響く。

「はは、はははっ……ぅっ………兵長っ……ごめん、なさいっ………」

笑顔で隠しきれない涙が頬を伝う。

……約束したのにな、帰ってきたら抱いてくれるって。こんな汚い体の私じゃ、抱いてもらえないかな……。兵長に約束、破らせちゃうのかな……。

ああ私、最低だ。

「……ん?アリス、か?」

廊下に座り込む私の背後から聞こえたのは、愛しい人の声、




ではなく、

「……エルヴィン、団長?」
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