【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第11章 少年と優しさ
「……えっと、幼馴染なんですけど、守るっつーか……俺が守られることも多くって……、その、守ったり守られたり……そういう奴らがいるんですよね」
守ったり、守られたり……
『守ったり守られたり、そういう関係でいいんじゃねぇか』
私は口角を上げた。
「……私にもいるよ、そういう人」
エレンは私が笑ったのを見て、つられるように笑顔になる。
「……そうなんですか!なんだか似てますね、俺たち!!」
え、笑顔が眩しい……。
「なんかアリスさんのおかげで元気でました!!ここ数日周りにいたのが話も聞いてくれない人たちとか、怖い大人ばかりだったので……久々に"優しい方"とお話ができて嬉しかったです!」
「優しい、……?私が……?」