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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第11章 少年と優しさ


ポカンとする私に、エレンは続ける。

「?はい、アリスさんは優しいですよ?」

さも当たり前のように切り返され戸惑っていると再び乱暴に扉が開かれる。

「おいアリス、準備が整った。今からそいつを移動させる。馬車に乗せろ」

「あ、は、はい。行こっかエレン」

「はい!!」

優しい……優しい、心の中で呪文のようにその言葉を唱えていると兵長が隣から不思議そうに問いかけてくる。

「何を話してた?」

私が優しい、か……。

『アリス、君は本当に優しい子だ、』

「……ふふ、内緒です」

「……なんだよ、妬けるじゃねぇか」

班長、あの時あなたが言ってくれた言葉は嘘じゃなかったんですね。
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