【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第11章 少年と優しさ
「……どうして、調査兵団に入ろうと思ったんですか?」
私がカウンセリングされている気がする。まあいいか……。
「……私にはね、とっても大事な人がいたの。さっき言った地下街から救ってくれた人なんだけどね。その人を守るため……かな。ごめんね、立派なこと言えなくて」
「いえ全然!!」
ハンジさん、兵長……やっぱり私に人を元気づけるなんて無理です。……暗い話ばっかりしてしまう。
「……俺も、同じです」
「え…?」
「あ、いや!!同じっつーか、ちょっと違うんですけど……、自分の大事なもの、壊されないために、自分の大切な居場所や仲間を守るために、脅威となる巨人をぶっ殺してやろうって思って……、す、すみません同じだなんて!!わかったような口聞いてしまって……!!」
「あ、いや、いいの!謝らないで!」
兵長のせいですっかり何事にもビビるようになってしまっている。
「でも、あいつらはちょっと違うのかな……」
「?あいつら?」