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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第11章 少年と優しさ


「エレン、って呼んでもいいかな?」

「は、はい!!それは全然……」

団長たちはまだ手続きだのなんだのがあるということで兵舎に連れて帰るまでの間、私がこの部屋で話相手をすることになった。これがアフターケア、ということだろう。

「兵長は怖い?」

アフターケアなんて名目だが、要は少年と仲良くなればいいわけだ。対人コミュニケーションはあまり得意ではないが、年下ならなんとかなるかもしれない。

「ええそりゃあもう……、ボコボコにされましたし……すっごい痛かったです」

はは、と笑うエレンはさっきよりずっと年相応に見えた。歳が近いこともあってか、心を開いてくれているのだろうか。だとしたらありがたい。

「アリスさん……ですよね?」

「ああ、うんそう、アリス。名乗ったっけ?」

「いえ、さっきリヴァイ兵長が呼んでいたので」

「ああ……」

そういえば名乗るタイミングを逃していたな。
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