【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第11章 少年と優しさ
「フッ………」
「今なんで鼻で笑ったんですかミケ分隊長……」
分隊長もいたので少し言葉を濁しながら話したが、当然私より大人なお二人には全て察せられしまったようだった。
「いや……まさかあのリヴァイがこんなにも年下の女1人に振り回されている、という状況が可笑しくてな」
「ミケっ!!それな!!」
大爆笑するハンジさんにいつもより柔らかい表情のミケ分隊長。
なんだこれは、公開処刑か。
「兵長のご機嫌が悪いの、やっぱり私が原因なんでしょうか……」
いやまあさっきも普通に話したけど……。
いいか?と聞かれて私はよろしくお願いしますと了承した。にもかかわらず未遂で終わった。
……そりゃ怒るか……。
「そんな顔しないでよ〜。まあ原因はアリスで間違いないだろうけど、多分矛先はアリスじゃないから心配しなくてもいいと思うけどな〜。あ、ある意味心配しなきゃダメか」
「……?どういう意味です?」
矛先が私じゃない?じゃあ兵長は一体何で機嫌が悪いのか……