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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第14章 嚆矢


「......もう一度言ってくれ」



「紫娜さん...?椿は紫娜さんに会いたい。」








埋まった

溺れた

沈んでいた



でも今

そう笑 本当に今

死んだはずの人間だった僕の心が
息を吹き返す





「どうしたの....?」



「名前を教えて欲しいと言ったな」




小さく頷くこの子は一体どうしてあの人に会って
一体どうしてこんなにも幸せそうなのか






よかった







「僕は錦紫遊佐












錦紫娜の弟



君の兄だ」





初めて

鬼になって初めて

今僕は




人間みたいに笑っている
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