第2章 紫娜の過去
それから2年が経った
びっくりした
鎹鴉から指令を受けて2匹の鬼を倒した後だった
「お久しぶりです!」
この2年間もし会えたらなにを言おうかずっと考えてた。なんで...
紫遊佐がいた
「どう....して....?」
ねぇなんでそんなにニコニコしてられるの?
2年間どこにいたの?
生きてるってなんで.....
ああ、そっか
鬼になったんだね
なのに
口からは何も出てこない
「2年で僕は10歳になりましたよ!不思議ですよね。覚えてるんですよ。何もかも!」
わけわかんない
「姉さんが最終選別に行った次の夜に僕が鬼になったんですよ!素晴らしいでしょう?
僕は1番に兄を殺して母を殺して、1週間のうちに血鬼術で催眠をかけて鬼にできたんですよ!」
ずっと父上を恨んできたのに
私はずっと...勘違いしてたんだ
恨みながら父上を殺してしまった...
「姉さん、実はあなたが嫌いでした
今日はあなたを殺したい」