第7章 Coke+ポンパドール -Fseries-
「ニノとカズヤが戻るまで、俺…ここにいよっかなあ…」
「え?病院、戻らないの…?」
「だって、智寝てるんだもん。戻ってもやることねえし」
「えー…ついててやんなよ…おーちゃん寂しがるよ?」
「大丈夫だよ。熱あるし、寝たら起きないから」
「そうなの…?」
「…俺、ニノに言いつけてやろうかなあ…忘年会の準備しないで、えっちなことしてたって…」
「ちょっ…」
「潤、おまえなあ…」
じろりと、潤は翔くんと俺を睨んだ。
「俺、この家入って最初に見たの、翔くんのちんこなんだけど」
「それはすまなかった!申し訳…」
「どんだけ衝撃を受けたかわかりますか?まー」
じとーっと俺のこと見た。
「えっ…えっとお…」
そりゃ、家に入っていきなり他人のちんこみたら驚くよね…うん…
「翔くん物凄い慌て様だったんだぞ…もうまともに喋れねーの…挙句の果てに、助けてくれって俺に言ったんだよ?」
「だ、黙れ!潤っ…」
「えっ…」
そんなに…俺のこと心配してくれたの…?
「え?ちょっと待って。なに感動してんの…相葉さん…」
「翔ちゃん…そんなに俺のこと心配してくれたの…?」
「…当たり前だろ…頭打ってるかもって思って…焦ったんだからな…?」
「翔ちゃん…」
「も、もういいだろ?」
翔ちゃん、照れてそっぽ向いちゃった。
もお…本当に…
翔ちゃん、優しいんだから…
いつもさりげなく、全体がどう動くか見てて…
ちゃんと足りないとこフォローして…
なんかあってもさ、冷静に対処するのにさ。
そんなに俺のこと…大事に思っててくれたの…?
「もう…だから、そんな目ぇすんなって…」
耳まで真っ赤になってる…
「翔ちゃん…」
もうっもうっ…翔ちゃんにきゅんきゅんが止まんないっ