• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第7章 Coke+ポンパドール -Fseries-


潤はわさっと俺の髪の毛を掻き分けて、頭を見てる。

「どのへん?」
「あー…右っかわ。そのへん」
「ん…あ、見事なたんこぶだわ。ちょっと赤くなってるね…冷やしておいたほうが良いかも…」
「うん。あとで冷やしておくね…」
「…大概にしなさいよ…?」
「ご、ごめぇん…」

よしよしと俺の頭を撫でると、潤は座り直した。

「潤、冷蔵庫にいれてきた。テリーヌ、ありがとうな…」

翔ちゃんが素っ裸のまま戻ってきて、ちょっと気まずそうに寝室の入り口で立ってる。

「あれ…?智くんは?」
「ああ…ごめん。実は、熱出してて…今、病院にいるんだ」
「えっ…大丈夫なの?」
「7度6分だったから…ちょっと熱でね」
「そっかあ…そりゃ大変だったな…」
「うん…あの人、熱があること言わないんだもん…ここに来る途中でやっと言いだしてさ…だから、ごめん。連絡遅くなった…っていうか、翔くんが電話出てくれてたら、ね?」
「あ…あい…誠に申し訳…」
「で?なんでニノもカズヤもいないの?」
「あー…そういや、アイツらも遅いなあ…」

翔ちゃんは何かを探して部屋をウロウロしている。

「もお…なんか着なさいよあんたたち…」

潤が呆れて言うから、服…
あ、俺の服リビングだ。

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp