第6章 シュガー・ビート
智くんはぎゅっと目を閉じて、どかしてた枕をまた引き寄せて握りしめてる。
「智くん…」
もう余裕なくて。
痛いんだろうけど、とにかくもう出してしまいたくて。
智くんの中に、全部。
細い腰を掴んで、更に奥。
もっともっと…
繋がった瞬間から、もっともっと欲しくなる。
もっともっと、繋がっていたくなる。
なのに、もう限界が来てた。
「っ…気持ちいいっ…」
「しょ…ちゃ…」
汗がぼたぼた落ちてくる。
目に入りそうになって、目を閉じるけど…勿体無くて…
こんなにヤバい姿の智くんの姿を目に焼き付けたくて。
「ね…智くん…イク…イキそう…」
「ん…うん…」
「ごめん…気持ちよくできなくて…っ…」
「い、から…」
智くんのアソコは入ったときから萎えたままで。
一緒に気持ちよくなってほしかったけど、もう無理。
「智くん気持ちよすぎる…」
ガツガツと腰を打ち付けながら、だんだん頭が真っ白になってきて。
「ごめんっ…もうっ…」
智くんの顔を見ながら、腰のグラインドのピッチを上げた。
「あっ…ふっ…ぁっ…しょ、ちゃっ…」
「智くんっ…」
涙を流しながら、俺に向かって智くんが腕を伸ばしてきた瞬間、俺は智くんの中で弾けた。