第6章 シュガー・ビート
枕で半分顔を隠しながらも、手は大胆に動いてる。
でもすぐにイキそうになるのか、手の動きが止まる。
俺、何見てんだ
こんなやらしい映像、世界中どこ探したってないぞ…
ゾクゾクとなにかが背中から這い登ってくる。
でもそれを我慢しながら、必死で指先の感覚を感じてる。
でも、もう俺も限界かも…
「指…入れるからね?」
枕の影から、こくんと頷くのを見て、ぬるりと指を一本入れてみた。
「う…うううう…」
「痛い?」
「ちが…へん、な、感じぃ…」
なんか…大丈夫そうだな…痛いわけじゃないなら…
そう思って、一度指を出してから、今度は二本指を入れてみた。
ゆっくりと、智くんのソコは指を飲み込んでいく。
「うう…ぅ…」
痛い、とは言わない。
智くんの中は、熱くてぬるぬるしてる。
指を少し動かしてみた。
「んっ…う…うう…」
ぐちゅっといやらしい音を立てながら、指をきゅっと締め付ける。
「痛かったら言ってね…?」
「だい、じょぶ…ぅ…」
思い切って指を動かしてみた。
「ひゃっ…うっ…」
ビクビクってなるのを指先で感じながら、智くんの手を触った。
「手…動かして…」
「ま…って…それどころじゃ…」
「力、抜かないと…痛くなるよ…?」