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カラフルCU【気象系BL小説】

第6章 シュガー・ビート


半開きになった唇にキスすると、智くんの腕が俺の首に回しかけられて。
少しだけ、引き寄せられた。

重ねた唇が、一層押し付けられて。
少し開いた唇から、舌が出てきて俺の唇を舐めた。
かと思ったら角度を変えて、俺の口角をちろりと舐めて。
それから俺の唇をこじ開けて、舌が入ってきて。
唇の内側を薄く這うように舐めていく。

背中をゾクゾクが這い登っていった。

やばい…
智くんも相当…

キスうまいじゃん

こじ開けられた舌に、自分の舌を絡めて。
軽く絡ませ吸い上げたら、びくっとなるのが嬉しくて。

もっときもちいいこと
いっしょにしよ?

もっといっしょに
きもちよくなろ?

智くんと俺なら
できる

だって俺たちは

「…変態の天才…」
「…え…?」

唇を付けたまま至近距離で俺を見上げる。

「俺たち…変態の天才…」
「…なに…?てんさぃ…?」
「そう…てんさい」

もっと、極めようよ

「ふ…ふふ…」

小さく笑うと、つけていた唇をぎゅっと押し付けて。
ちゅうって吸い上げられた。

「そっか…変態の天才か…」

首に回しかけられてた手が、背中を辿った。
ぎゅっと俺の尻を掴んで。

智くんは不敵に笑った。

「…いいね…」

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