第6章 シュガー・ビート
「イク…」
ぼそりと呟いたら、びくんとソコが震えた。
智くんの味が濃くなって、口の中いっぱいになった。
「出す…よ…?ねえ…」
ぐちゅぐちゅと動き続ける俺に、確認するように頭上から声が聞こえた。
「は…ぁ…しょ、ちゃ、も、むりっ…」
びくり、唇に脈動を感じた瞬間
「んんっ…」
押し殺すような声と同時に、口の中に青臭くて熱い液体が飛び出してきた。
それは結構な量で。
咥えたままの口の端から、漏れ出てくるほどで。
すげえ…御大若い。
まだこんな出るんだ…
そうか、だからオナ活しないと間に合わないのか。
手っ取り早く言えば。
絶倫の上、スケベってやつだ。
俺とは逆の意味で、オナ活が必要なんだ。
すげえな。
なんて変なとこで感心しちゃって。
「…や…ぁ…だもぉ…翔ちゃんのばか…」
泣きそうな声が聞こえたから、咥えたまま目だけ上げる。
「もぉ…ばかぁ…ばか…」
真っ赤な顔して…潤んだ目で俺を睨みつけてくる。
でもその口元はだらしなく半開きで。
唇は濡れたように光ってる。
超絶…えろ…
ばかでよくない?
だって…こんな顔…
俺しか見てないんだよ?
じゅうっと一回吸い込んで。
「うっ…」
智くんの体がびくっと反応したことに満足して、ゆっくりと口から智くんのを引き抜いた。
ぬるりと口から出して、ごくんと飲み込んだ。
変な味…