• テキストサイズ

カラフルCU【気象系BL小説】

第6章 シュガー・ビート


「めっちゃ…興奮した…」

思わず、ぽろりと口をついて出てしまった本音。

「は…?」


もう、いいや


「俺…智くん見て、興奮しちゃったんだよね…」
「え……」

ずりっと智くんが座ったまま後ずさった。

「待って」
「ごめん、俺、そういう趣味…」
「うん。わかってる。それは十分わかってる」
「こっち来んな」
「いや、だから待ってってば。智くん」

後ずさる智くんと、距離を縮める俺。

「っ…こっちくんなっ…」

立ち上がろうとするから、思わず手を握って引き寄せた。
智くんは、どすんと半腰から尻もちをつくみたいにソファに座る。

すかさず逃げないように、座面に押し倒した。

「なっ…なっ…変態~!」
「うん…いや、俺たち十分変態じゃん…?」
「う…」

手に持ったままのスマホの画面を、智くんに向けた。

「こーんなとこで、しちゃってさ…ね?智くん」
「う…ううう…」

ずいっと怯む智くんに顔を近づけた。
息が掛かるほどの距離で、見つめ合った。

「ねえ…智くん…」
「な、なんだよ…」


もう、変態でいい


「新しい扉、開けてみない…?」
「い…いや、ちょっと、待て…」
「できると思うんだ。俺と智くんなら」
「は、はあ…?何いってんの…」
「だから…お互いに、してるとこをさ…見せ合わない?」
「…へ…?」

/ 327ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp