第6章 ❀何度でも教えてください
「〜♪」
カチャカチャと洗い物をする。
今日は遠征任務に行っていた小芭内さんが帰ってくると、鴉から伝言があり気分がいいのだ。
「まだかな小芭内さん。」
1週間会っていないため、早く会いたくてたまらない。うんと甘やかして貰いたいし。
洗い終わったお皿をキュッキュッと拭いて棚に仕舞う。夕餉も出来てるし、あとは小芭内さんが帰ってくるのを待つだけだ。
なんて思っていたら、ガラッと玄関の開く音。
疑いようもない。小芭内さんだ。
「お帰りなさいませ小芭内さん!」
慌てて玄関に行きお出迎えするが
「あれ?」
そこに小芭内さんはいなかった。
「下を見ろ下を」
そう聞こえて、視線だけ下に向けると、
「はっ……!?」
ちょこんと立っているのは小芭内さんに見える。が、どうした事だろうか。なんだか物凄く
「小さくなってるーーー!?!?」