第17章 贈り物を貴方に【悲鳴嶼行冥】

少しだけ不安そうに眉を下げ、顔を赤らめながら聞いてくる。


さっきまでの激しさは何処へ行ったのやら…？

それがなんだか可愛らしくて、笑みが溢れてしまう。



『…良い。…もっと、奥まで…きて？…先生』

「先生ではない。」

『え…？、あっ…！』

「…私の名前、知っているだろう？」


先生の熱く反り上がった昂りが、私の蜜口を行き来し…蜜を絡め合う。その、先端の質量でさえ…息を飲む。


『…っ、ぅッ…は…ぎ……っ行…冥…、さ…ぁあッ！！』


先端が花芯を擦り、思わず声が漏れてしまう。


「紗英、私はもう先生じゃない。…呼んでくれ。」

『…、行冥…さん…っ』

「良い子だ…。…挿れるぞ…？」


ぐちゅ…ずぷ…っ


『ああああッ！！、ひゃっ、あ…っお、大きっ…ぃい…！…ぅ、は…あ…！！！』


思わず引けそうになる腰をガッチリと抱えられ、少しずつ突き上げながら蜜壺に昂りを埋めて行く。

抱えられた腰はゆっくり揺らされ、行冥さんの腰の動きに合わせて下へ下へと降ろされる。



「…っ、！！…キツい…な、紗英、すまない…っ」

『あぁっ、ッ…ぅ、は…ああ！！痛っ……ッ…ん…ぅあああ！！』


涙が出る。痛い、正直辛い…っ、中が苦しくて息が出来ない…、…でも……っ、額に汗を浮かべ、余裕無さそうな顔…こんな顔見れるの…私だけなんだって思ったら、痛みよりも愛おしさが込み上げてくる。



「…すまん…っ、痛いな…、あと僅かだが…っ」

『あ、…っひ…ぅッ…謝らない、で…っ！』

「…紗英…？」

『嬉しい…っ、から！…ぅあ…ッんん…痛い、けど…ッ…行冥さんと、…やっと…ぃ、ッ…繋がれて…、嬉しいの…っ！だから…っ！はぁ、あ…ん…あ、謝らない…で…お願い…っ』


「…お前は、本当に…っ！」

『ぇ、ああああぁ！！！…ん、は…ああっ、お…奥ぅ…、当たる…っ！！』



勢いよくグッと自分の腰を下ろされ、同時に突き上げられ、行冥さんの熱が根本まで私の蜜壺に押し込まれた。

最奥を勢いよく突かれ、目の前がチカチカする。





「…っ、入ったぞ。…大丈夫か？」