第2章 片想い
帝国学園中学校、1年A組。
ここが、新しい私の世界。
中学校に上がるのは不安で、ドキドキ。
「ふぁぁ…。おっきいなぁ…!」
受験しなきゃいけない学校だから、おっきい。
でも…なんかおっきすぎる。
私、こんな所でやっていけるかなぁ?
周りはみんな賢そうで…やっぱり不安。
「でも、鬼道兄がいるから大丈夫!」
私より1つ上の鬼道兄。
サッカー部のキャプテンです。
?「ねぇねぇ!あなた、名前は?」
「えっ?…白城、弥生。」
目がおっきい、かわいい子。
水色の髪がふわふわしてて、かわいい。
なんだかお人形さんみたい…。
?「可愛いね、あなた!あたしは波美。よろしくね♪」
「うん!…よろしく、波美。」
波「それにしても、可愛いよねぇ。弥生って」
「可愛い?!私が…?」
波美の方が可愛いし、…可愛い。
お世辞だってわかってても嬉しいや。
波美はずっとニコニコだし、いい子そう。
さっそくお友だち出来たかも♪