第4章 安らかなひととき(XANXUS)
「…お前が看病すればいい」
そうしないと今ここで食うぞ。と、言わんばかりのXANXUSの目に頼華は微笑んで返事した。
それを見たルッスーリアは、相変わらず仲良しなのねぇと目を細めていた。
「お父さん、こわいねー」
ふふふ、っと笑いながら己の手をお腹に当てる頼華。
大丈夫、お父さんが守ってくれるからね、とそう心の中で問いかけながらXANXUSもまた、頼華のお腹に手をやるのであった。
安らかなひととき
───邪魔するものは全て消してやる
(ゔぉぉぉぉぉい、帰ったぞぉ)
(ししし、相変わらずボスかっけー頼華抱いたまま殺るとかさすがすぎ)
(仲良すぎて子供産まれたらどうなるんでしょーねー)
(ボス、頼華様ご無事で…!)
(あらレヴィ、ズタズタのボロボロじゃないのー!)
(あとはどうする?ボスさんよぉ)
(邪魔しちゃダメよ、スクアーロ)
そんなやり取りの中で2人を優しく見守るのは、ベスターとエマも同じだったようで2匹寄り添って眠っていた
end
_______
お読み頂きありがとうございます。
10年後のボスがあまりにも色気が凄いので
思いつきで書いてしまいました…
ボスならきっと彼女を腕の中から
離さず闘うだろうなぁと。笑